アルーンコンシャスタッチの誕生、そしてSUN & MOON

アルーンコンシャスタッチの創始者のひとり、アヌブッダはかつて「タッチをベースにしたドクター」として、Oshoにタッチを使った個人的なセッションをしていました。Oshoはある日、こうしたセッション後のプライベートな会話のなかで、アヌブッダにこう語りました:

アヌブッダ、人は『気づきの人(Man of Awareness)』について誤解を抱いている。彼らは、もし『気づいて』いれば、自分の肉体に痛みを感じることはないと考え、そうであってほしいと願っている。ところが実際は、気づいていれば、もっとはっきりと痛みを感じる。ただ、完全な気づきがあれば、それと一体化せずにいられるようになる。

人が痛みへと入っていき、そこで油断なくいられるように助けてあげなさい。現代医学では助けられなくとも、触れることで助けられる痛みが心身にはたくさんある。『意識的』に触れることで、医療の世界にとても大切な貢献ができるし、瞑想の世界にも大切な貢献ができる。なぜなら、人が自身の物理的身体とつながり寛いでいないかぎり、瞑想の静けさを体験することはとても難しいからだ。君のワークのなかでこれをシェアしなさい。

この言葉を受けてアヌブッダとそのパートナー、アナーシャは試行錯誤を重ねました。そして花開いたのがアルーンコンシャスタッチです。

Oshoの手の写真
Oshoの手

アルーンコンシャスタッチは、ボディーワークの姿をした瞑想なのです。そしてSUN & MOONでは、男女二人の与え手が一人の受け手とともに触れる・触れられる感覚をつかって瞑想します。

Oshoのアクティブ瞑想と同じように、セッションはアクティブで混沌とした動きのあるステージから静かなステージへと流れていきます。タッチの種類は、受け手の瞬間瞬間の状態に応じて臨機応変に変わります。

あなたの内なる女性性と男性性のエネルギーが、与え手二人がもつ男女のエネルギー、さらには与え手それぞれの内なる女性性と男性性のエネルギーとともに、大きなエネルギーの円環を生み、より深い内なる静けさへと誘います。

その静けさの中での体験は唯一無二のものとなるでしょう。